前々から、ちょっと気になる坂道があった。
瀬戸内海と、国道と、線路と、そして坂道。
車がようやく一台通れる幅の坂道。
その上には、妙に緻密な石垣がある。
城の石垣ほど、古めかしくはない。
これはきっと学校がある。
思い切って探検してきました。
坂道を登り切ったら、案の定石碑が建ってますよ。
「豊浜町立西小学校跡地」
香川県で、一番西の小学校ですね。
大体、廃校というのは、
何かしらのプロジェクトに使われていたり、
あるいは、規模を縮小して、
保育所や幼稚園になったりしますが・・・・
さて、校舎を訪ねてみましょう。
のどかな風景の向こうに、
まるで映画のセットの様に、
洒落た校舎が見えてきました。
しかし、ここは何にも使われてないようです。
というのも、ガラス窓がこのありさま。。。
しかし、投石などで壊されたものではなく、
長年の間の自然劣化のようですよ。
したがって、そんなに荒れた感じではないのです。
建物自体は、かなりしっかりしている。
そして、屋根瓦が美しい。
壁面の塗装などは、意図してエイジングしたかのように、
美しく錆びている。
このまま朽ちてしまうのは、あまりにも惜しい。
これは何としても、リノベーションに向けて、
誰かをそそのかさないと・・・。