「シコチュー探訪」カテゴリーアーカイブ

シコチュービーチ・冬。


 

あんましいい天気で、夕陽が綺麗だったので

久しぶりに「シコチュービーチ」へ行ってみました。

 

 

この海岸の正式名称は「「寒川豊岡海浜公園」

愛称は「ふれあいビーチ」

そして、通称「シコチュービーチ」です。

 

夏に開催される、

「シコチュービーチ・ロックフェス SUN BURST」の

サブタイトル「私をシコチュービーチに連れてって」

というキャッチフレーズが、

この海岸の通称に市民権を与えましたね。

 

もともと、四国中央市をシコチューと略すことには

自虐的な部分が大きかったと思うんです。

 

平成の大合併の時、

大それた市の名前にしたもんだと、

市民の多くは思ったものです。

それが、時の流れとともに

徐々に愛おしむ愛称に変わってきています。

 

 

この海岸は、もともと「寒川海水浴場」とよばれていました。

埋め立てなどの影響で、潮の流れが変わってしまい

自然の砂浜が流出してしまった。

そのため2007年に人工の砂浜として生まれ変わりました。

 

このビーチは、夕焼けのビューポイントとして最高の海岸です。

 

 


G.B.C KIRIYAMA BASE


 

我が街に、新しいアクテビティーが始動した!

噂を聞きつけて、ちょっくら偵察に行ってきました。

 

 

その名も、「G.B.C KIRIYAMA BASE」

G.B.Cと言うのはグラブバッグ・コーヒーストップの略。

 

 

テイクアウトのコーヒーを中心に、

店舗はもとより、イベント出店も盛んにこなし、

我が街では、名の知れたコーヒーショップです。

 

そこがこの度、切山地区に

新しい基地をオープンするらしいのです。

 

残念ながら、今日はお留守でしたが、

かなり準備は整っている模様。。。

 

洒落たデザインの基地になってますよ。

 

工房の建物の前には、

コンテナを利用した、

テイクアウトスペースらしきものが・・・。

 

 

その前には、かなり広いウッドデッキ。

ここはイートインスペースになるのかな?

 

周辺の環境も、自然がたっぷりで、

本当に贅沢な場所です。

 

 

工房の壁には「SINCE 2016」の文字。

 

もうあと、2週間しかありませんが、

急ピッチで、オープンへ向けて、

準備が進んでいるようですよ。

 

 

 

ゆくゆくは、カカオ豆の栽培も

視野に入れているそうです。

 

我が街に、本格的チョコレート工場が出来る。

もう、チョコ好きにはたまらん話です。


やまじ風公園。


 

 

今が見頃の、広葉樹が並んだ公園。。。

ここは、四国中央市土居町にある「やまじ風公園」

 

 

訪れた日は、生憎の雨模様でしたが、

色付いた木々の葉が、しっとり濡れて

艶やかさえ感じられました。

管理者が常駐していて、

植え込みの木々や、花壇の花々は

手入れが行き届いていますよ。

 

 

 

ここのグランドは、野球1面、ソフトボール3面、

サッカー1面の利用が可能で、

ナイター設備も整っています。

主に、少年スポーツ団などの利用が多いようですよ。

そして、こんなステージが備わっている。

ここで野外コンサートなんぞやったら良さそう!

しかし、すぐそばを高速道路が通っているので、

雑音が多いかもですね。

 

グランドの隣には、巨大なローラー滑り台。

全長なんと105m。

滑り台を滑り終えたところには、

立派な複合遊具があって、

小さなお子さんでも楽しめますよ。

また、公園外周はランニングや

ウォーキング用のコースになっていて、

その途中には、ストレッチベンチなども備わっています。

 

 

ここへ来たら、絶対体験したいのがこれ。。。

「風のホルン」という大きなラッパのような物。

下のラッパに耳を当てると、

上の口で、風を拾って、音が鳴るようになっています。

風の囁きを、聴きに来てみてください。

木枯らしが吹き始めると、心底寒い音が聞こえます^^

 

 

 


関の原峠。


 

関ノ原といっても、何処だかわからない。

四国中央市にそんな所あったかしら?

一般に、「せきのと」と呼んでますね。

いやもしかしたら「せきのとう」かも知れない。。。。

それは、四国中央市と新居浜市の境目にある峠道です。

 

 

普段は国道しか通らないのですが、

車を止めて、観察すると旧道の名残があります。

そこは遍路道でもあるので、今日も、泣きそうな空の下

何人ものお遍路さんを見かけましたよ。

こうして、写真を撮ると立派な峠道でしょう?

 

 

その峠には、瀬戸内バスの関ノ原停留所があります。

国道だけを通っていると、

ここに停留所が要るのかな?というくらい

家などは見当たらないのですが、

国道と並行して走る、すぐ南側の旧道沿いには

そこそこ大きな集落があります。

 
その集落には、正覚寺や正圓寺などのお寺もあります。

そして、旧道の峠の頂点脇には

大きなイチョウの木がそびえています。

市指定の天然記念物で「中将庵の銀杏」と書かれています。

目通り4.6m、根回り12m、樹高30m、枝張り14m。

中将庵境内にあり、国道11号線に寄り沿う形で

そびえ立っていますよ。

今日のところはまだ、葉は色づいてませんでした。

 

その銀杏のすぐ近くに、国土地理院の

このよな立て看板があります。

ここに、三角点があるんですね。

その三角点らしき標石を探すと・・・・

 

丁寧に、平石で保護するように

標石を隠しています。

調べてはないのですが、これほど大事にされている標石ですから

たぶん一等三角点なのでしょうね。

お時間のあるときに、あるいは、自転車などで行ってみて

周辺を散策してみてください。

昔の関の雰囲気が味わえますよ^^

 

 


「ギャラリー瑞来」訪問記。


 

我が家から、歩いて108歩の所に、

洋画家、坂田瑞来さんのお宅があります。

 

JAM_7827

この春に、ご自宅の一部を改造して、

ギャラリーとして一般に公開されています。

 

そのことは、知ってはいたのですが、

いわゆる「芸術」というものに疎い身としては、

なかなか敷居が高いように感じていました。

 

 

ちょっとしたことから、お誘いをいただき、

恐る恐るお邪魔してきましたよ。

 

JAM_7828

その門をくぐるまでは恐る恐るでしたが、

いざそのスペースにお邪魔して、

色々とお話を伺うにつれ、

何とも、居心地の良さにすっかり長居してしまいました^^

 

 

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許可をいただいて、写真も撮らせていただきました。

 

照明の加減や、光源の映り込みなどで、

作品全体は、なかなかうまい具合には撮れません。

 

私の勝手な気持ちで、印象的だった部分を、

切り取るように記録させていただきましたよ。

 

 

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全体の構図とは、全然無関係に

私が勝手に一部を切り取った写真ではありますが、

何とも言えないリアリティーがあるでしょう?

 

静物画というジャンルなのでしょうが、

これが、作品全体を見ると、風景を感じるんですよ。

もちろん、それは私の個人的な思いです。

 

 

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遠近感というか、立体感というか、

まるで写真のようでしょう?

 

「写真のよう」という表現が、

あるいは無礼な表現なのかもしれませんが、

そうなのか、そうじゃないのかも

わかっていない素人なものですみません。

 

JAM_7847

 

 

それなのに、太陽光の元での見え方の違いなど、

わざわざ比べさせていただいて、

それはもう、ちょっとしたワークショップでありました。

 

もう、恐る恐るの気持ちはどこへやら。。。

 

突然の訪問にもかかわらず、

瑞来先生、みどりさん、素敵な時間を

ありがとうございました!

 

 

 

JAM_7858

 

ギャラリーから、素敵な庭を見ながら、

ここでBBQしたいなあと、

うっかり、思ってしまったことは内緒です。

 

 


4輪バギーランド


 

シコチュー探訪のカテゴリーに入れましたが、

正確に言うと徳島県山城町。

県境を挟んで、愛媛側が「霧の高原」

徳島側が、「塩塚キャンプ場」

どちらも、塩塚高原にあるアウトドア施設です。

その、徳島側のキャンプ場に備わっているのが

この「4輪バギーランド」

子供用は50cc、大人用は125cc。

コースは一周400m程でしょうか。

 

それなりに凸凹オフロードになっていて

アクセル全開で、突っ走ることが出来ますよ。

しかし、第3セクターが経営する公共的な施設ですから、

安全第一ということで、並走は出来ません。

したがって、抜きつ抜かれつのレースは出来ない。

タイムトライアルで競争しましょう^^

 

手ぶらで行っても大丈夫。

ヘルメットは貸してくれます。

Aライも必要ありません。

アクセルはレバー式。

手を離せば減速して止まります。

クラッチは遠心クラッチ。

カブと同じです。

 

BBQ前の腹ごなしにひとっ走りして、タイムで順位を決めて、

役割分担をするというのが楽しいですよ。

優勝者は、焼けたのを食べるだけ・・・。

ビリは、網洗いが待ってます^^

 

 


中曽根の新池


 

 

本当の名前はわかりません。

50m程下手にある「古池」とコンビで

「新池」と呼ばれています。

 

 

讃岐ほどでは無いにしろ、

この辺りもため池の多い土地です。

しかし、銅山川疏水の恩恵で

水不足の悩みから解消されて、

だんだんため池は少なくなってきました。

例えば、我が母校「中之庄小学校」の運動場も

その昔は、ため池でした。

今の、四国中央市役所の有るところも

その昔は、ため池でしたね。

そして、イオンの東側の池も

近々埋め立てられて、市民会館になるとかならないとか・・・。

 

 

 

そんな中、昔と変わらない姿を保っている

このため池。。。。

市内から、離れていないのに

ここの土手に佇むと、大自然の真ん中に居るようですよ。

 

今日も、ウシガエルの鳴き声が、

お”~お”~と、響いていました^^

 

 

 

時によれば、野鳥も多く観察できますよ。

そして、ここからの夕陽が これまたステキです^^

 

 

 

夕暮れ時、この池の土手に座ると

遠くへ旅に来た気分になるんです。

家から歩いて10分なんですが・・・・(笑)

身近なところにも、まだまだ良い所が沢山ありますね。

 

 

 


伊予三島にお城??


 

 

宇和島には宇和島城。

大洲には大洲城。松山には・・、今治には・・・

西条も、川之江も。。。

自分の街に、お城が有るっていいなあ・・・・・・と

嘆くこと無かれ、伊予三島の人。

実は、伊予三島にもお城が有ったんですね。

その名も「松尾城」

 

それは、翠波高原へのハイキングコースの途中にあります。

国道319号線を、嶺南へ向かって登って行き

高速の高架の下をくぐるちょっと手前。。。。

そこに、案内の看板が立っています。

そこに車を置いて、ハイキングコースを登り始める。。。

くねくね山道を登る事30分。

目印はこれ・・・・・。

 

これは、四国電力の送電鉄塔を真下から見たところです。

この鉄塔辺りから、城跡は始まるようですよ。

城跡と言っても、特に建物はありません。

ただ、明らかに人の手が加わったような

平らな場所が、まるで段々畑のように残っています。

でも、雑木林になってしまって

広場があるわけではありません。

どんどん登っていくと、一番高い場所に突如、神社が現れます。

 

 

翠波大権現です。

きっと、ここが城の本丸だったと思われます。

法皇山脈の中腹、標高340mほどのところですが、

尾根筋が、ここでピークになっていて

南側へも少し下りになっていますよ。

そして、そこには「松尾城」についての説明が掲示されています。

 

 

豊臣秀吉の時代までは、ここにお城が有ったんですね。

今では、雑木林に覆われていますが、

瀬戸内海を見下ろして見ると・・・・・・こんな感じ

シコチュー平野が一望できるロケーションですよ。

確かに、三島でお城建てるなら、

ここは一等地だったのかも知れません。

遠く漂う江ノ島が、浮いて見えるのが印象的でした。

 

 


古代遺跡のような銅山川疏水


 

 

シコチュー平野から、ひと山超えると銅山川が流れています。

そこには柳瀬ダムがあり、

金砂湖という美しい人口湖を形成しています。

 

その金砂湖からトンネルを掘って

シコチュー平野へ水を導いているのが銅山川疏水です。

 

JAM_9982

 

干ばつに悩まされていた宇摩地方を潤す

先人の、ありがたき大事業。。。。

戦前から戦後にかけての、大工事です。

 

三島側の出口は、三島公園のちょっと東・・・

戸川公園のところにありますよ。

 

JAM_9979

 

戸川公園は、またの名を疏水公園とも言うんです。

金砂湖から、トンネルを抜けてきた水は

一部は水力発電に使われ、

そこから工業用水や水道用水、農業用水へと分水されていきます。

 

今日、御紹介するのはそこから土居まで続く不思議な水路。

 

JAM_9976

 

まるで、古代の遺跡のように、法皇山脈の裾野を、

あるときはトンネルだったり、

場所によったら高架橋だったり・・・

 

延々と、21kmにわたって続いているんですよ。

 

JAM_9969

 

写真には収められていませんが、

豊岡辺りでは「小倉川サイフォン」といって

高低差を逆に登る仕組みもあるんです。

 

 

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この、水路を利用して シコチュー平野の

1100haの農地を潤している。

 

凄い事をしている水路なのに、忘れ去られそうなこの水路。。。

全国疏水百選にも選定されているんですよ。

 

JAM_9971

 

機会があれば、是非触れて見て、体験して欲しい(笑)

この疏水があるお陰で、他所で水不足の時も

断水することがまずありません。

 

(昔のブログで、一度紹介しましたが、

今回、写真は全て新しく撮り直しました)

 


新長谷寺


 

 

四国中央市寒川町の山懐に、そのお寺はあります。

 

地元ではもっぱら「お観音さん」と呼ばれて親しまれています。

 

昔々、元正天皇が奈良に長谷寺を建立しました。

その後、行基が2体の観音像を作り、

1体を長谷寺の本尊にし

もう1体を大阪の港から船に乗せて流したのです。

 

 

観音像が、縁あって寒川町の江之元へ流れ着き

その事が宮中に伝えられ、

新長谷寺として建立されたのだそうです。

このお寺の特徴は、なんと言っても参道の美しさ。

そして、急峻な階段の趣です。

 

その階段の急なこと!

登りきる頃には、酸欠になりそうなくらい息切れします。

でも、頑張った御褒美はそこからの景色。。。

 

 

高速道路越しに、シコチュー平野が一望できますよ。

そして、もう一つのここの特徴。。。

お寺が、ユースホステルになっているんです。

地元ですから泊まった事はありませんが

ユースホステル愛好家は、

全国からやってくるようですよ。

また、64番前神寺から65番三角寺まで

歩きでは結構距離があるので

お遍路さんの利用も多いようです。
登りは階段がお勧めですが

下りは迂回路の 回り道がおススメ。

春の桜、夏の紫陽花、秋の紅葉。。。。

その他、季節の花々が楽しめるんです。

 

 

古い山門を出ると、遊歩道のようにくねくねと

なだらかな道を降りていきます。

境内の大楠は、目通りが5.1mもある巨木です。

そのほかにも、目通り3.1mのソメイヨシノなど

古木の美しい参道ですよ。

 

 

 

一年を通して、何かしらの花や木が

目を楽しませてくれるので

気軽に森林浴散歩が楽しめます。

中でも、秋の紅葉の頃は

カメラマンが多く訪れるところです。

 

 

 

山門前の大銀杏は、

端正な樹形で、子供が小さかった頃

年賀状写真のロケに来た事もあります^^