「薬研」というのは、時代劇で医者が使っている、
薬草をすり潰す、舟形のすり鉢と軸のついた車輪のセット。
その名が付けられた滝というのはどのような滝なのか?
四国中央市土居町の、小林の山手。
高速道路の側道から少し山手に入ると、
案内看板が立っています。
そこから、さらに山手へ入ると、
先日紹介した、古子川の透過型砂防ダムが見えてきます。
その近くに車を置くスペースがあるので、
さあ、そこからは山道を登って行きますよ。
四国電力の鉄塔へもつながっているので、
メンテナンスの作業者が使っている道なのでしょうね。
良く踏み固められた、歩きやすい道です。
最初の登りは若干キツメですが、
すぐにちょうどいい感じの上り道になります。
杉の枯れ葉が道に敷き詰められていて、
気をつけないと滑りやすい。
ところどころ、道が狭く
谷側への滑落に注意が必要。
こんなアドベンチャーな丸太橋もありますよ。
張られたロープでしっかりバランス取りながら
ゆっくりと進みましょう。
随所に手作りの標識があるので
道に迷う心配はありません。
しかし、イノシシが地面を掘った跡があるし、
猿の糞などが結構落ちていました。
30分ほど歩いたら、滝らしいものに出くわした。
これがそうかな?と思ったけれど、
そこからさらに、上流に向かって
ロープが張られているので、登ってみる。
ここの部分が一番スリリング。
ロープを頼りに急勾配を登っていきます。
登り始めてちょうど40分。
薬研の滝に到着です。
水量はそれほど多くなかったですが、
周囲の雰囲気もなかなか良くて、
さすが四国の滝88選に選ばれているだけのことはある。
天気が良ければ、虹もかかるでしょう。
春雨の後で来たら、さらにマイナスイオンも降り注ぎ、
癒し効果満点になるでしょうね。
お手軽ハイキングにオススメです。