先日、工事中の道路を迂回して、
初めて通る狭い道を、車で走っていると、
不思議な建物に出くわした。
Y字型の、三叉路の突き当りになる所・・・。
トタン葺きのその小屋は、
例えば大きな通りに面していたなら、
バス停のようにも見える。
しかし、ここは車が一台ようやく通れるような農道なのだ。
小屋の中には、大きな時計がかかっている。
そして壁際には、ベンチが設えてあって、
ずらりと座ったら、14、5人は座れそう。。。
時計の下には、黒板が置いてある。
黒板には、時間が書いてあって、
その下には、名前のようなものが書いてある。
私なりに、この黒板の文字の意味を解釈してみました。
これって、田畑への水の分配の時間割じゃないでしょうか?
水争いにならないために、きちんと時間を決めて
分配するようにしているのでは・・・?
それにしても、分刻みの細かな時間割。
この小屋から少し離れたところに
銅山川疎水の水路があって、
滔々と水が流れています。
銅山川疎水のおかげで、
この辺りはよっぽどの事がないと渇水にはなりません。
それでも、こうして水を分け隔てなく分配し
地域の皆で管理しているんですね。