それは、四国中央市川之江の切山地区にあります。
香川県へ抜ける県道9号線から、
細い山道を、400mほど入った林の中。。。
昼尚暗い、うっそうたる森の中。
その名のとおり、生きた木に彫られたお地蔵さんです。
全くもって、健やかに生きている木です。
その麓に、お地蔵さんが掘られているんですよ。
もともとは、300年も昔に彫られたものがありましたが
その木が弱ってきたので、
今の木に、新しく彫られたのだそうです。
古いほうの「生き木の地蔵」は、今は祠に納められて
それでも朽ちてはおらず、
お地蔵さんも、その優しい姿をとどめています。
このように手を加えられると木の勢いが弱って、
枯れてしまいそうな気がするのですが・・・・。
お地蔵さんの、姿も穏やかで
彫られた木も健やかで、
なんとも不思議な、
そして妙に有り難~く感じるんですよ。