蔦屋のある交差点で、信号待ちをしていると
真横にある看板が、気になって仕方ない。
なんで?なにが?
「小説の門」って??
おこわ、と書かれているし、
お食事処とも書かれている。
おこわ専門のお食事処って、
一体、どんなメニューがあるのやら・・・・。
腹も減ったし、入ってみましょうか。
ちょっと、敷居が高いような。。。
とはいっても、おこわですから
優しさはあっても、怪しさは無いでしょう。
さて、思惑通り、優しさ溢れるおこわが 運ばれてきました。
大きめのお盆に、一式が乗ったお膳です。
いろいろと、少しづつ有るところが
目にも楽しいですね。
いやいや、少しづつは訂正。
この栗おこわの、栗の量はすごいことになってますよ!
餅米が艶々。
栗がふっくら。
赤飯もあったんですが、
おすすめの栗おこわにしたら、
これは、今まで食べた栗おこわとは全く別物。
お米そのものも、栗そのものも、
うまいっ!としか表現できません。
その他には、甘く味付られた、でっかい出汁巻。
クルミで和えられたこんにゃく。
雛飾りの様に、丁寧に盛り付けられた漬物。
お櫃のおこわは、お茶碗に3膳もありますよ。
しかも、この豚の角煮が絶品!
おこわ屋さんに、なぜこのレベルの角煮があるのか、
これは、何とも不思議だ!
これだけで商売が出来そうなくらい
ハイグレードな角煮ですよ。
その答えは、箸袋の裏に書かれていました。
「小説は、文章を通じて人に訴え感動などを与える事と思い
食事やお店を通じて、文化、感動を与える事が出来ればと
願『小説の門』と名付けました」
まさに、物語を感じるお料理。
たかがおこわ、されどおこわ。
すっかり感動させられました。