「ノスタルジックカメラ」カテゴリーアーカイブ

オリンパス一挙4台導入


 

 

オリンパス一眼レフカメラの、往年の名機と言われる

OMシリーズを、デジタルカメラで蘇らせた

オリンパスOM-Dを、コレクションに追加しました。

 

 

パンケーキレンズがついた、黒ボディーです。

レンズは、17mm F2.8。

スタイルは一眼レフの形をしていますが、

実は、ミラーレスなんですよ。

いわゆる、フォーサーズ機で

オリンパスPenシリーズと互換性があります。

 

さて、もう一台は同じくOM-Dですが、

レンズが12mm~50mmのズームレンズ付きです。

さらにPENシリーズも2台ゲットしました。

PEN E-P3 ホワイトボディー。

レンズは12mm F2.0

 

 

 

同じくPEN E-P3 のシルバーボディー。

レンズは、これも12mm F2.0です。

これらのカメラは、なぜかタカラトミーから発売されています。

カメラ屋に行ってもありませんよ。

ショッピングモールなどのゲームコーナーの片隅で、

周りの視線を気にすることなく、

200円投入して、

ガチャガチャガチャっと、ハンドルをひねると出てきます。


今回、6回で4種類ゲットするという

高効率な挑戦でした。

極度の集中力を要したので、

今はヘトヘトです。

 

 

 


アトムレンズ。


 

最近、私の周りでフィルムカメラがアツイ。

世間のブームは、再燃しては消え、また再燃しては消え、

そしてまた、今、再燃しているようです。

 

そこで、私も選りすぐりを出してきました。

ニコンでも、キャノンでもなく、アサヒペンタックス。

 

レンズとカメラを固定する方式が、

ニコンやキャノンや、ミノルタなどは、

バヨネット方式と言って、

各メーカー独自の固定方法があって、

レンズの互換性はありません。

 

しかし、このアサヒペンタックスのレンズは、

42mmのスクリューねじで固定する方式。

 

この方式は、ライカをはじめ欧米の各社が採用し、

レンズの互換性を持たせているのです。

 

 

このカメラを引っ張り出してきたもう一つの理由。

それは、アサヒペンタックスのタクマーレンズの中に、

放射線を発するものがあるとか?

 

レンズの屈折率をよくするために、

一時期採用された技術だそうです。

 

もしや、うちに有るのも、それに含まれるのか?

そこが知りたくて、ネットでちょっと調べ中。

 

放射線は、微々たるもので人体に影響は無いようですが、

それでも、詳しく知りたい気持ち。

 

それらを、アトムレンズと呼ぶそうです。

 

まだ、該当するかどうかはっきりしてませんが、

特徴として、レンズが黄色く変色するらしい。

 

灯りに透かして見ると、若干黄色いような気もする。

ヤバイ。。。。

 

因みに、フジフィルムのカメラも、

42mmレンズを採用している時期があるので、

アサヒペンタックスのレンズと取り換えて使えます。

 

ああ、やっぱりフィルムカメラの感触は、

デジカメでは味わえない良さがある。

 

そうだ。あした、フィルムを買って来よう。

そうしよう。


アサヒペンタックスSP


 

一緒に仕事をしている、仕事仲間が、

お父上が使っていたものだと、

カメラシステム一式、持ってきてくださいました。

 

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立派な、専用ケースに入っていますよ。

このケースだけでも値打ちがあります。

本革で、かっちりとした縫製の純正ケースです。

中身は、アサヒペンタックスSPのフルシステム。

 

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カメラ本体。

標準レンズの、スーパータクマー50mm、f=1.4。

広角レンズの、スーパータクマー35mm、f=3.5。

望遠レンズの、スーパータクマー135mm、f=3.5。

純正スピードライト、AC100V対応、ガイドナンバー16。

 

どれも、専用の革ケースに入っています。

その他、レリーズや、Y2フィルターなども入っていますよ。

 

 

JAM_2488

先ずは、ペンタックスSP本体を見てみましょう。

 

このカメラは、世界初のTTL測光を採用したカメラです。

メーカーは、スポットマチックと謳っていますが、

実際は、平均測光です。

1964年、東京オリンピックの年に発売されたカメラですよ。

 

HD電池と言う、もう廃版になった水銀電池を使って

Cd-Sで測光するシステムですが、

この手のカメラで、一番やられるのが電池室。

 

水銀電池を入れっぱなしにして、液漏れし、

周辺部を腐食させてしまうというものです。

 

JAM_2489したがって、まず最初に電池室を見てみましたが、

電池はちゃんと撤去済み。

錆なども見当たりませんでした。

 

電池は、今現在売られているLR41が流用できますが

電池の径が小さいので、塩ビパイプを輪切りにして

アダプターを自作する必要があります。

 

 

JAM_2491

さて、続いてシャッターのチェックをしてみます。

 

巻き上げレバーは、スムーズに動きますよ。

先ず、30分の1で、シャッターを切ってみて

ガバナーの音を聞きます。

ミラーやシャッター幕の動いた後に、

かすかにジ~コンコンと振り子の惰性音が聞こえます。

さて、1秒でシャッターを切ってみる。

「おじぃ~ちゃん!」というリズムでちょうど1秒。

2分の1秒は「おばちゃん!」。

 

シャッター速度の、大きな狂いもなさそうです。

 

ファインダーを覗いてみても、埃などは無く

クリアーに見えています。

レンズを外して、ミラーの部分を見ると、

ミラーが跳ね上がった時に、クッションになる

モルトというスポンジが、経年劣化で粘って溶けかけています。

これは、仕方ない。

いずれ、きれいに拭き取って、新しいものを貼りましょう。

 

 

JAM_2493この、標準レンズの、なんと美しいこと!

F1.4という大口径が、まさに珠玉の輝きを見せています。

 

このペンタックスSPの時代は、レンズとカメラの取り付けが

スクリュウマウントと言って 42mmのネジになっています。

そのネジに、レンズを3周半回転させて固定します。

 

ニコンやキャノン、ミノルタなどは、

バヨネットマウントといって

1/4回転ほどで固定できるのに比べると

スピーディーさに欠けますね。

 

しかし、当時のライカなどの海外トップメーカーは

この42mmスクリューマウントを採用していたので

それらの優秀なレンズを使うことが出来るわけです。

 

とりあえず、今夜はこの辺で・・・。

もう少し、隅々まで観察してみます。

そして、またゆっくりご紹介いたしましょう・・・^^

 

 

 

 


Canon demi EE17


 

 

オリンパスは「Pen」というハーフサイズカメラで

一世を風靡しました。

 

そして、ハーフサイズカメラのブームがやってきて、

各社、ハーフサイズカメラを売りだします。

 

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キャノンから出たのが「Demi」1963年のことです。

デミタスコーヒーのデミです。

洒落たネーミングですね。

 

大きさは、今のミラーレス一眼くらいです。

 

 

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オリンパスのペンシリーズは、フィルム巻き上げがノブ式で、

使い捨てカメラのように、ギアを巻き上げるものでしたが、

このデミは、レバー巻き上げで、

一つ上のシステムを採用しています。

 

ストロボを取り付けるためのレールは付いていますが

接点はなく、左側にドイツ式接点が備わっています。

 

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底部には、電池室のふたが見えますね。

ここにH-Dタイプの水銀電池を入れると、

C-dsによる測光で、シャッター速度優先で自動露出撮影ができます。

 

電池室の横の黒いダイヤルで、

フィルム感度設定ができるようになっています。

 

感度は25~400の範囲です。

 

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F=1.7という、明るいレンズが特徴です。

1.7~16の範囲で調整できます。

 

シャッター速度は、B,8~500。

電池が無くても、マニュアルで撮影することができます。

 

各部のデザインも今に通用するモダンなもの。

細部のメッキなども40年たった今も綺麗なままです。

 

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全体に、角が丸められていて

手触りがよく、操作感も自然です。

 

こんなデザインのデジカメがあったら

きっと売れると思うんですが、いかがでしょう?

 


セレン電池式露出計


 

 

再生可能エネルギーの主力として、

太陽光発電が、どんどん展開されていますね。

 

 

今から40年ほど前のカメラにも、

その原型となるシステムが取り入れられていました。

 

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それが、セレン電池式露出計です。

 

セレンという物質に光起電効果があって、

また日本でも比較的多く産出されたこともあり、

かつてEEといわれる自動露出カメラの中に

セレンを用いた光電池が多く使用されました。

 

 

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このカメラは、オリンパス・ペンEE

レンズの周りのキラキラした部分が、

セレン電池が内蔵されているところです。

 

今の太陽電池に比べると

ずいぶん起電力が弱いので、

レンズで集光するようになっています。

 

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ビジュアル的に、このキラキラの部分が

カメラのデザインのアクセントになって、

ノスタルジックカメラマニアの中でも、

このキラキラカメラを好んで収集する人もいますよ。

 

 

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セレン電池の起電力を利用するので、

別に電池を入れる必要はありません。

 

特別にショックを与えていなければ、

経年劣化することは無いので、

今でも使うことが出来ます。

 

ただ、反応が遅いので

しばし、明るさに馴染むまで

時間を置くほうが良いようです。

 

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これは、セコニックの露出計。

露出計専門のメーカーです。

一時期だけ、セレン電池露出計が発売されていました。

 

安価に製造できることや、

電池を必要としないというメリットが有りますが、

周辺光の影響を受けやすかったり、

反応が遅いことなどから、

Cd-Sや、SPDに変わっていきました。

 

 

 


アルコエイトテクニカ


 

 

 

我が家にある、70台ほどのノスタルジックカメラ。

その中の一つをご紹介しましょう。

 

昭和33年に発売された、8mmカメラ。

アルコというメーカーです。

 

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ずっしり重いカメラです。

家のヘルスメーターで測ってみたら1.5kgありました。

 

長時間撮るには腕力が要りますね。

 

 

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動力はゼンマイ。

このように、ハンドルを回してネジをチャージします。

 

覗いて、レバーを押せばゼンマイの力で

フィルムが送られて、撮影が出来るという仕組み。

 

 

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ここが、フィルムを装填する部屋です。

 

今では、海外から取り寄せないと

8mmフィルムは手に入りません。

 

JAM_9971

 

このカメラの特徴は、何と言ってもこのレンズシステム。

 

全部で6本のレンズが、装着されています。

ターレットを回すと使用するレンズを

切り替えられるようになっています。

 

今ならズームレンズで、広角から望遠までカバーできますが、

このカメラは広角、標準、望遠の、

3本の単焦点レンズを切り替えて撮影します。

 

それぞれに、ビューレンズが備わっていて、

ちょうど2眼レフのように、

撮影用レンズと、ファインダー用レンズが有るというわけです。

 

 

JAM_9972

カメラ上部には、セコニック製の露出計が

内蔵されています。

しかしこれは、読み取りだけで、

露出のセッティングは手動です。

 

このカメラには、開角度調節レバーがあって、

フェードインや、フェードアウトも手動で出来ます。

 

また、フィルムを手動で逆回転出来るので、

オーバーラップ撮影も出来ますよ。

 

 

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発売価格が78000円。

当時の所得から換算すると、

今なら、軽四買うくらいじゃないでしょうか。

 


Nikonの記憶


 

高校時代に、土方のアルバイトをして、

27000円のニコマートを買って以来のニコン党。

 

 

JAM_3924

 

 

今日ご紹介するのは、こんなに小さなニコンの一眼レフ。

素材はゴムでできています。

 

なかなかバランスよく作られていますよ。

 

ただ、ニコンのカメラなのに、

右肩に、ソニーのカメラマークである赤いαのマーク。

まあ、硬いことは抜きにしましょう。

 

このカメラ、レンズが外れます。

 

JAM_3921

 

なんと、レンズがUSBメモリーになってルンです。

 

本体がゴム製なので、金属部分が

程よいテンションでグリップされ、

グラつくことはありません。

抜き差しすると、茶筒の蓋のように、

小気味良い密閉感が有りますよ^^

 

JAM_3919

パソコンに差し込んだらこんな感じ。

4Gの記憶容量があります。

 

それではプロパティを見てみましょう。

 

全画面キャプチャ 20141108 215028

 

カメラ型のUSBメモリーだからといって、

画像データーだけしか入れられない訳ではないですが、

せっかくなら、素敵な写真を記録したいものです。

 

 


コンデジを革張りにするの巻


 

我が家のメインカメラ。

ニコンクールピクスP340。

これを、革張りにしてカスタマイズしてみます。

 

 

JAM_8282

とは言っても、こんなキットがあるんですよ。

「Japan Hobby Tool」というところから出ている

貼り革キットです。

いろんなカメラ用に、取り揃えられていますよ。

 

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これが貼る前の姿。ビフォーです。

これはこれでシンプルで良いのですが、

革を貼ることによって、スタイリングに加え

ボディーの保護にもなるというわけです。

 

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貼り方は超簡単。

すでに、精密にカットされて、

ウラ面には両面テープが全面に貼られています。

 

まず、貼る部分をきれいに清掃して、

あとは、ラインに合わせながら、そっと貼り、

最後にしっかり押さえつけて出来上がり。。。

 

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はい、これがアフターです。

どうです?ちょっと高級感出ましたか?

撮れる写真の良し悪しには関係ないのですが

撮る楽しみからアゲテいこうというわけです(笑)

 

傑作量産間違い無しですよ。

 

 


オリンパス35 EC


 

ラフティングにやって来た友人が、

預かり物だと渡してくれたのが、

なんと、ノスタルジックカメラ。

みんな、古いカメラを集めていると覚えてくれていて、

こうして、コレクションが増えるのでありました。

 

 

このカメラは、オリンパス35シリーズの中で、

プログラム制御を取り入れた最初の機種。

 

35ミリフルサイズなのに、コンパクトに作られた、

機能の詰まったカメラです。

 

コンパクトにするための工夫が随所に見られ、

ローライ35を意識した設計だと思われます。

 

若干ストロークの長い円柱型のシャッターボタン。

上面の突起物はこれだけ。

シャッター誤動作を防ぐために、

レンズ横にシャッターロックレバーがあります。

 

セルフタイマーレバーのようですが、

このカメラにセルフタイマーはありません。

 

シャッター巻き上げは、通常のカメラは

右肩にレバーがありますが、

背面ノブ式にして、省スペース化してます。

 

この機構は、オリンパス得意のハーフカメラで

培ったものですね。

 

巻き戻しクランクは、底面にあります。

真ん中には電池室。

右に見えるのは三脚穴です。

三脚穴が、端っこに寄っているのはちょっと残念。

コンパクトな軽量三脚では自立しないこともあります。

 

 

 

どのくらいコンパクトかと言うと、

同じくオリンパスの同時期に出ていた

ハーフサイズカメラ、PEN-EEDと

ほぼ同じサイズなのです。

 

ぎっしり機能が詰まった、小さなボディー。

そして、写りの良いEズイコー42mmレンズ。

街角スナップには、最適なカメラだと思います。

 

 

 


我が家で一番大きなカメラ


 

 

我が家に数あるカメラの中で、

こいつが一番大きなカメラです。

 

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その名は、No. 3A Autographic Kodak Junior 。

もう、フィルムが無くて実用にはなりません。

 

しかし、マニアは自分でフィルムを装填して

もちろん、自分で現像して、

現役として使っている人もいるそうです。

 

 

どのくらい大きいかというと・・・・。

 

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ニコンのミラーレス一眼カメラ、

V1と並べるとこんな感じ。

 

大きさが良くわかるでしょう。

 

撮影するフィルムのサイズが 3 1/4 x 5 1/2 インチ。

つまりハガキほどもある大きさなんですよ。

 

 

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オートグラフィックという名前ですが、

何がオートかというと、ピント合わせが、

蛇腹のスライドと連動する覗き窓でできる、というだけのもの。。。

 

あとはもちろん全て手動です。

 

 

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年数は経っていますが、黒塗りがまるで漆のようだったり、

目盛り類の真鍮色の味わいといい、

見ていて飽きのこないスタイルです。

 

ジャバラの中に、コンデジがすっぽりはまりそうなので、

一度、このレンズでデジタル写真を撮ってみたいです^^