ふと思い立って、土讃線の各駅停車の旅に出ました。
出発地は阿波池田駅。
11時49分発の高知行に乗り込みましたよ。
時刻表で調べたところ、この電車で土佐山田まで行って、
50分ほどの待ち時間で、池田行きの電車に乗れば
16時29分には阿波池田まで帰ってこられるのです。
ちょうど昼時ですので、
コンビニで弁当を購入しました。
ローソンに置いてあるこの「ごっつぉさん弁当」
なんか駅弁風で、列車の旅にはぴったしでしょう?
桜島どりの塩焼き。
紀州産刻み梅と伊勢産ひじきの和え物。
北海道産真昆布と焼津産かつお節のだしご飯。
鳥取産大根の煮物、鶏そぼろあん。
栃木産手作り卵焼き。
焼き鯖。
ごぼうの胡麻和え。
長野産野沢菜。
どうです?盛り沢山でしょう^^
窓の外は、大歩危峡から小歩危峡の絶景。
どんどん後ろに景色が飛んで行きますよ。
急峻な谷あいにも、ちょっとした平野があれば
そこには水田があったりして、
平家の落人伝説の舞台らしい雰囲気も味わえます。
毎年、我々も参加しているラフティング。
今日も多くのラフトが、激流にアタックしていました。
あちらから見れば、可愛い一両編成に見えるのでしょう。
みんな手を振ってくれるんです。
もちろんこちらからも、ちゃんと振り返しましたよ^^
電車は、吉野川の右岸を走ったかと思えば、
鉄橋を渡って左岸を走り、
トンネルに突入したかと思えば、
また、右岸を走る。。。
線路沿いでは、たくさんの紫陽花が
今を盛りと並び咲いています。
小雨に濡れそぼった木々は、
爽やかな緑の光線を放ってますよ。
めまぐるしく、風景が流れるので
写真を撮ろうと思ったら、大忙しです。
乗客はといえば、地元の学生やお年寄りばかり。
観光客は我々だけ。。。
ゴールデンウイーク前後には、トロッコ列車が走るので
その頃は、それなりに多いのでしょうが
今の時期は、観光客はみな特急に乗るんでしょうね。
さて今日の旅の、目的の一つはこの切り替えポイントにあります。
ここは、土佐山田駅の一つ手前、「新改(しんがい)駅」
なんとここは、日本でも珍しいスイッチバックという
線路の構造があって、それが体験できる場所なんです。
スイッチバックの様子などは、また日をあらためてご紹介しましょうね。
この新改駅を出てしばらくすると、行く手には高知平野が広がり
南国高知の風景に変わってきます。
まもなく、土佐山田駅へと滑り込み、
ここで途中下車の旅と相成るわけです。
小一時間の待ち時間の間に、
今日二つ目の目的へを達成します。
というのは、駅から約108歩の所に
ちょっと有名なパン屋さんがあるんです。
さあ、そのあたりの話もまた日をあらためて・・・。
とりあえず、今夜のところは
各駅停車の旅のダイアグラムのご紹介ということで。。。